10月の最新ニュースです

秋9月の彼岸を終えて、10月8日迄行事が続き、忙しいながら、大変有意義な期間となりました。

①先ず一つは10月7日の私共大本山總持寺開祖瑩山禅師様700回大遠忌法要の群馬県参拝団200名への参加でした。
瑩山禅師様は曹洞宗開祖道元禅師様の後、優れた弟子を育成し、曹洞宗発展に大貢献された禅師様です。報恩参拝で御遺徳をお偲ぶことができました。總持寺は明治に入って能登の門前町から横浜の鶴見ヶ丘に移り、現代的発展、布教を続けています。(能登は祖院としても残っとおります)そして現禅師様は群馬県ご出身の石附禅師様であり、全県檀信徒をあげて参拝致しました。700回大遠忌の宗門のスローガンは「相承(そうじょう)」です。先人の御遺志を皆で報恩、感謝し、代々継承して参りましょうというテーマです。私共もこの心の日々の実践で、幸せに暮らしたいと存じます。どうぞ皆様もこの機会に、年内に横浜鶴見の大本山總持寺を50年に一度の勝縁(しょうえん)に記念参拝され、ご功徳をつんでください。

②二番目は私共松源寺にての曹洞宗特派の布教会(総勢100名の皆様の参加)の開催です。
群馬県8.2教区の合同開催で、布教師様は岩手県の海野ご老師で、偶然にも、私共の副住職と總持寺で一緒に修行された方でした。曹洞宗管長猊下の告諭代読の後、御老師の地元、3.11の東北大震災経験のお話は感動的でした。復興は進んでいるが、家族を亡くし、支えを亡くされた方々、こどもの心の痛手ははかりしれないものがあるとのこと。そして、『学童保育所での子供さんへの毎日の座禅実践が、子供たちの心や行動の安定、また、夫を亡くし失意のどん底にあった母親に子供と二人、今後強く生きる心をよみがえらせた』と聴衆を感動させておられました。最後に全員で座禅、椅子座禅を少し体験し、背中を伸ばし、呼吸を整え、これからも朝晩2.3分でも「沈思黙考」の時間をもって、心身共に健全な生活の実践をお説き下さいました。

このような期間、まだ時々暑さも、グズついた天候が続いていますが、漸く秋の気配が見えてきました。どうぞ皆様も酷暑の疲れをお取りいただいて、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、行楽の秋‥‥‥。お楽しみ下さいませ。

ページトップ